2010年07月22日

広島をアートの街に

 7月19日に、瀬戸内国際芸術祭が
香川県と岡山県の7つの島と、高松港
周辺を会場として開幕した。
 これは、現代アートや島の伝統行事
を介した88のプログラムで瀬戸内の
魅力を世界に発信し、地域の活性化を
図るというものである。
 当社でも、「瀬戸内国際芸術祭公式
ガイドブック」やチケットの販売、そ
のほかポスターの掲示などを通して、
この芸術祭に協力している。国内をは
じめ国外からもぜひたくさんの人たち
に見ていただきたいと思う。
 しかし、少しだけ残念に思うのは、
この広島でこのようなアートの祭りが
開催できないものだろうかということ
である。
 このような催しは、「国際平和文化
都市」を標榜するこのヒロシマでこそ
ふさわしいものではあるまいか。
 国の観光振興策の効果もあってか、
最近ではヒロシマへの海外からの観光
客は増えてきているようであるが平和
だけでなく、文化の面でも世界に発信
できるようなアートフェスティバルが
5月のフラワーフェスティバルに続き
9月か10月頃にでも開催できれば、
花と芸術とで世界に平和をアピールす
る、国際平和文化都市ヒロシマにとっ
て大きな力となると思う。
 ヒロシマには多くの美術館やギャラ
リーがあり、屋外アートが展示可能な
公園やリバーサイドもある。
 また当社も今春ビルをリノベーショ
ンし、ホステルアンドファミリーホテ
ル「レイノ・イン広島平和公園」を開
設し外人観光客に陶芸や日本画などの
アート体験をしてもらえる教室を併設
しているが、今秋には宿泊室に日本を
テーマとした壁画を描くアーチストを
日本全国と世界からも募集するキャン
ペーンをしたいと考えている。
 このようなことをほかのホテルでも
ぜひ企画していただければ、ヒロシマ
アートフェスティバルは相当盛り上が
るのではないだろうか。
 それよりなにより旧市民球場を解体
するのは大変もったいないので、その
まま耐震補強した上で、現代アートの
展示をするヒロシマ国際現代アート美
術館としてはどうであろうか。
 来館者の非常に少ない比治山の広島
市現代美術館をアネックスとして共通
チケットを発行すれば来館者増加効果
が大いにあると思うがどうであろうか。
ガレリア・レイノ株式会社代表取締役
富田昭生(広島市中区)

Posted by レイノアートスクール at 16:00│Comments(0)
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